Column&Interview年賀状やビジネスはがきを利用したモデルをご紹介

P.S.(追伸)”に心をこめて感謝を伝える

2016年3月25日

NTV「ズームイン!!SUPER」(NTV)や「はなまるマーケット」(TBS)などの情報番組で長年レギュラーを勤め、全国的な知名度を持つ堤信子さん。地方局出身のフリーアナウンサー出身者でキー局の看板番組や多くのメディアで活躍し続けることは、簡単ではないでしょう。そんな中でもトップラインを走り続ける堤さんに、活躍の秘密を聞いてみた。

地方のアナウンサーが東京でフリーの立場でお仕事するのは大変なことでは

アナウンサーの仕事には、「縁」というものがあると感じています。その縁をどれだけ大切にできるか、そして、地方局出身、キー局出身にかかわらず、フリーになってからは、ご縁でいただくお仕事をどれだけしっかりとこなせるかという事ではないかと思います。

フリーでアナウンサーのお仕事をするにあたって、どのようなことに気をつけていますか

いただいた仕事に全力投球することだと思っています。小さい仕事も大きい仕事も、全力投球で返す。向こうが80%の期待をしているのであれば120%の結果で返す。
そこにちょっとした感動が生まれるんです。こんなに不完全な原稿だったのに、こんなに綺麗に整えてくれたんだ、とか。
期待されていることよりも少し超えたレベルで返すということが、私が今まで続けられたポイントなのかなあと思います。

「ご縁」を維持するために心がけていることはありますか?

視聴者の方からお花をいただいた時には、一つひとつ手に持ったところを写真に撮って、「ありがとうございました」というお礼状を送っています。
ただ、視聴者の方との距離の取り方は非常に難しいので、勘違いされないように、でも気持ちは伝わるように配慮しています。
定型の印刷したお礼状がありますので、それにスタッフに撮ってもらった写真と名前を書いて送ることにしています。

B2BLoveLetter(ネット上ではがきを簡単に印刷できるサービス)を利用するとしたら、堤さんの場合、どのようなシーンでご活用されますか

本を出版した際に、出版のお知らせも必要ですし、出版記念パーティに来ていただいた方にはお礼状も必要になります。
今は、メールに写真を添付してお送りしているのですが、ビジネスレターとして送ることができて、そこに温かみが感じられるようなものができるのであれば、ぜひ利用したいと思います。
また、デザインが豊富ということをうかがったので、印刷したものをそのまま郵送するのではなく、空いているスペースに一筆添えたりしたいと思います。
やはり、印刷されたものにも個性を出したいと思いますから、できる限りおしゃれでかわいいものを選びたいですね。

相手に言葉を届けるということにおいて、堤さんはメールと手紙をどのように使い分けていますか

すぐにお返事を出さなければならない時はメールで、相手に気持ちを届けたい時にはお手紙を送るようにしています。
普段メールしか利用していない方の場合、お手紙を出すとこで、「わぁ!お手紙がきた!」というように、感動がより大きなものになります。お手紙って、出すのは面倒だけれども、もらって嫌がる人はあまりいないですからね。
出し方にも配慮しています。はがきですと文面が見えてしますので、はがきでも封筒に入れて送ることが多いです。

お忙しい中、お礼状にお時間を割くことが大変だと思いますが……

お礼状は、すき間時間に書くようにしています。いつも、お手紙セットを持ち歩いて、時間ができた時にすぐに出せるようにしています。
お手紙セットは、今の季節ですと桜のものを買って挟み込むとか、あえて昔の記念切手などを用意しておくとか、中身にこだわっています。
ここに入っている記念切手は、私が出版した「パリふたたび」の表紙になっているオリジナルの切手です。本を購入くださった方や出版記念に来てくださった方へのお礼状はこれを使用しています。

あて先はどのように管理されているのですか?

今は、名刺管理サービスのEightを使用しています。スマートフォンがあれば、相手の連絡先が分かりとても便利です。また、Eightに登録していない初めてお会いした方の場合、時間がある場合には、いただいた名刺を見てお手紙を書いたりします。

お手紙を出すときに心がけていることを教えてください

まず封筒を開いてもらうように工夫をすることです。どんなに機械的な印刷物だとしても、封筒には気を配っています。請求書1つ送るにしても記念切手を使ったり、封筒にオリジナリティを出すことにしていますし、会社の封筒や便箋は、良質な紙を使っています。

印刷物を大量に出す場合には、サインだけでも万年筆で入れると違うなと思います。
万年筆は、とても味が出るのでオススメです。紙面が生き生きとしてきます。

“P.S.(追伸)”に気持ちを込めることも意識しています。定型文でも、必ずスペースがありますので、そこに、気持ちが伝わるような内容の追伸を書くことにしています。たとえば、「髪を切られたんですね、すごくお似合いです。」と、それだけで「私のことを覚えててくれたんだ」と思っていただけたりします。
P.S,のコメントとサインだけで、ただのビジネスレターが全く違うものになりますね。

堤さんは、想像以上にステキな女性でした。外見は勿論ですが、お話を伺って、その細やかな心遣いを随所に感じました。その心遣いは、整理されたレターセットや切手のファイルを見てもわかります。
「今日お会いした人に、一番相応しい方法で、感謝を伝えたい。」そんな堤さんの優しさが溢れていました。
ビジネスのお礼状でも、マニュアルに沿ったものではなく、相手を心から想って用意する事こそ、想いを届ける一番の秘訣。会社に贈り物が届いたら、社員の笑顔と共に写真をとって、お礼状に添えてみませんか?

堤 信子(つつみ のぶこ)

昭和女子大学、青山学院女子短期大学、法政大学兼任講師、フリーアナウンサー、エッセイスト。福岡県生まれ。福岡県立修猷館高校から青山学院大学経済学部 を卒業後、FBSにアナウンサーとして入社、その後フリーに。NTV「ズームインスーパー」 TBS「はなまるマーケット」朝の情報番組でレギュラーを長年 務めるなど、TV、ラジオ、講演、司会などで幅広く活躍中。 また、エッセイストとして、感謝をテーマにした著書などを始め、WEBや紙面での連載も手がける。さらに、大学では、プレゼン、朗読などのスピーチ各論の 授業で、学生たちの伝える力を向上させるべく、教鞭を取っている。近著に『旅鞄いっぱいの京都ふたたび』(実業之日本社)がある。